在庫カードとは? 作り方
在庫カードとは、商品の名称、コードまたはバーコード、単位、仕入価格と販売価格、VAT(KDV、付加価値税)の税率、現在の数量を1か所にまとめて持つ記録です。その商品に関する仕入・販売・棚卸差異はすべてこのカードに記録され、カードに表示される数量はそれらの動きの合計です。在庫管理の正確さは、カードが一度だけ、正しく作成されているかにかかっています。
同じ商品に対して作られた2枚目のカード、誤って選んだ単位、推測で入力した初期数量。数か月後の棚卸で見つかる差異の多くは、これらが原因です。このガイドでは、カードにどの項目が必要か、コードをどう付けるか、カードをどの手順で作成するかを解説します。
在庫カードに必要な項目は?
| 項目 | 目的 |
|---|---|
| 商品名 | 商品ごとに表記を1つに統一します。ブランド + 商品 + 特徴 + サイズ。「A4 kağıt」「A4 Kağıt 80gr」「a4 kagit」は3枚の別々のカードになり、在庫が3つに分かれてしまいます。 |
| 在庫コードまたはバーコード | 商品名とは無関係に商品を識別する一意のコードです。メーカーのバーコードがあればそれを使い、なければ自社の内部コードを付けます。 |
| 単位 | 在庫をどの単位で管理するか。個、キログラム、リットル、メートル、ケース、パックなど。仕入と販売で同じ単位を使わないと、数量は永遠に合いません。 |
| 価格 | 仕入(原価)価格と販売価格は別々に持ちます。利益計算と在庫額はこの2つから導かれます。 |
| VAT(KDV)税率 | その商品の販売時に適用される税率。同じカテゴリーでも税率が異なる商品があるため、カードごとに入力します。 |
| カテゴリとブランド | レポートで商品をグループ化したり、リストを絞り込んだりするための項目です。何百もの品目の中から探しものを見つける最速の方法です。 |
| 初期在庫 | カードを作成した日に棚で数えた数量。推測で入れた初期値は、その後のすべての動きを誤った残高から始めさせてしまいます。 |
| 発注点と棚番地 | いつ発注するか、そして商品が倉庫のどこにあるか。すべてのアプリに独立した項目があるわけではありません。ない場合は、コードやカテゴリの中に書き込みます。 |
在庫カードの例
文具店がコピー用紙のために作成したカードです。価格はあくまで例です。
| 商品名 | Copier A4 コピー用紙 80 g 500枚入 |
|---|---|
| 在庫コード / バーコード | KRT-0001(メーカーのバーコードがあればそのバーコード) |
| 単位 | パック |
| 仕入価格 | 120,00 ₺ |
| 販売価格 | 165,00 ₺ |
| VAT(KDV)税率 | %20 |
| カテゴリ / ブランド | 紙 / Copier |
| 初期在庫 | 40パック(24.09.2026の棚卸) |
| 発注点 | 15パック |
| 棚番地 | A-03-2 |
通路・棚・段で表す棚番地の付け方は、棚番地システムのガイドで解説しています。このカードを Excel で管理したい場合は、無料の在庫管理 Excel テンプレートに同じ項目が用意されています。
カードの在庫コードを一言で
カードに入れるコードは、一意で、短く、固定長にします。価格・仕入先・棚のように変わる情報は含めません。カテゴリの接頭辞と連番があれば十分です。KRT-0001、KRT-0002。別々に在庫を持つバリエーションごとに、別のコードを付けます。コード体系の比較、業種別の例、Excel でコードを自動生成する式は、在庫コードの付け方のガイドにあります。
バーコード付きの商品では、メーカーのバーコードが最も安全なコードです。バーコードのない商品に内部コードを付け、ラベルを印刷する方法は、バーコードによる在庫管理のガイドで解説しています。
在庫カードの作成方法:6ステップ
1. 名称を統一した表記で入力する
まず命名ルールを決め、すべてのカードで同じルールを使います。ブランド + 商品 + 特徴 + サイズ(例:「Copier A4 コピー用紙 80 g 500枚入」)。略語や大文字・小文字の扱いもルールに含まれます。検索ボックスに何を入力すればよいかが明確な名称にしておけば、同じ商品が2回作成されるのを防げます。
2. コードまたはバーコードを付ける
バーコード付きの商品は、メーカーのバーコードをスキャンします。バーコードのない商品には、意味を持たない一意の内部コードを付け、ラベルを印刷します。コードの設計方法は、在庫コードの付け方のガイドにあります。
3. 単位を選ぶ
商品を数えるときの単位を選びます。ケース単位で仕入れて1個ずつ販売する商品は、単位を販売単位に合わせ、ケースを入荷するときは中身の個数分を入庫します。単位をあとから変更すると、過去の入出庫の意味も変わってしまうため、最初の日に正しく選ぶ必要があります。
4. 価格とVAT(KDV)を入力する
仕入価格は直近の請求書から、販売価格は店頭の価格から入力します。VAT(KDV)の税率は、その商品の請求書に記載された税率を使います。価格が空欄のカードは、在庫額や利益レポートでゼロとして表示されます。
5. 初期在庫は数えて入力する
カードを作成する日に棚にある数量を数え、それを入力します。システムや古い帳簿から移した数字は、数えない限り初期在庫とは言えません。一括で作成する場合は、すべてのカードの初期在庫を、同じ日に行った1回の棚卸から入力してください。その日の進め方は、棚卸のやり方のガイドで解説しています。
6. カテゴリと発注点を設定する
商品をカテゴリに紐づけ、いつ発注するかを計算します。発注点の計算式(1日の平均販売数 × 調達期間 × 1,2)は、発注点(kritik stok seviyesi)とはのガイドにあります。
Ofisx の在庫カード
Ofisx の商品追加フォームには次の項目があります。商品名、バーコード、在庫タイプ(個、kg、L、m、ケース、パック)、価格、販売価格、初期在庫。ブランドとカテゴリは会社設定で有効にするとフォームに表示され、税率はVAT(KDV)設定を有効にすると表示されます。1つの商品に複数のバーコードを登録すること(複数バーコード)と商品画像の追加は、Premium の機能です。
フォームに独立した「在庫コード」の項目はありません。商品を識別するコードはバーコードの項目です。メーカーのバーコードがない商品に付けた内部コード(KRT-0001 など)は、この項目に入力します。棚番地にも独立した項目はないため、番地をコードやカテゴリに書き込んで管理します。何百ものカードを1枚ずつ作成する代わりに、Excel のリストを取り込むこともできます。カードを作成したあとは、販売や入荷のたびに数量が自動で更新され、在庫不足アラートもその数量をもとに動作します。セットアップ全体については、倉庫の在庫管理のやり方のガイドをご覧ください。
よくある質問
在庫カードとは?
商品の名称、コードまたはバーコード、単位、価格、税率、現在の数量を1か所にまとめて持つ記録です。その商品に関するすべての動き(仕入、販売、返品、棚卸差異)がこのカードに記録され、カード上の数量はそれらの動きの合計です。在庫管理は、カードを正しく作成することから始まります。
在庫カードと商品カードは同じものですか?
はい、同じ記録の2つの呼び名です。会計ソフトや簡易会計ソフトでは「在庫カード」、ネットショップや販売の現場では「商品カード」と呼ばれます。どちらも、商品の定義情報と数量を持ちます。
在庫カードにはどんな情報が必要ですか?
必須なのは、商品名、一意のコードまたはバーコード、単位、仕入価格と販売価格、VAT(KDV)税率、初期在庫です。これにカテゴリ、ブランド、発注点、棚番地を加えれば、検索にも発注判断にも十分なカードになります。
在庫コードはどう付ける?
短く、一意で、意味を持たせないコードを付けましょう。カテゴリの接頭辞と連番で十分です(KRT-0001、KRT-0002)。価格・仕入先・棚のように変わりうる情報はコードに入れないでください。変わったときにコードが嘘をつくことになります。販売をやめた商品のコードを別の商品に使い回すと、過去のレポートが混乱します。
同じ商品に在庫カードを2枚作るとどうなりますか?
販売が一方のカードに、仕入がもう一方のカードに記録されることがあります。一方はマイナスになり、もう一方はまったく動かずに不動在庫のように見え、棚卸ではどちらも数量が合いません。気づいたら、どちらか一方のカードを使用停止にし、その残高を棚卸で確認した上で正しいカードに移します。
在庫カードは Excel で管理できますか?
できます。1行が1枚のカード、列がカードの項目です。Excel の限界は、入出庫がカードに自動反映されないことです。仕入や販売のたびに数量を手で更新します。ひな形が必要なら、無料の在庫管理 Excel テンプレートが使えます。商品数や入出庫の頻度が増えてきたら、アプリのほうがミスは少なくなります。
最終更新:2026-09-30
商品カードとバーコードによる入出庫をアプリで
カードは一度作るだけ。販売や入荷のたびに数量が自動で更新されます。



