倉庫の棚卸はどのように行いますか?

倉庫の棚卸とは、倉庫内のすべての商品の実数を棚の順に1つずつ数え、記録(ソフトまたはExcel上)の数量と比較し、出た差異を原因とともに記録することです。正確な結果を得るための条件は3つあります。棚卸中に倉庫への入出庫がないこと、数える担当者がシステム上の数量を見ないこと(ブラインドカウント)、そして差異が出た商品を再度数え直すことです。

以下の6つのステップは、倉庫が1か所の小規模事業所でも、複数の棚システムを持つ倉庫でも、同じ順序で実施できます。

1. 棚卸日を決めて、動きを止める

棚卸は倉庫が止まっているタイミングで行います。営業終了後か週末を選び、棚卸が終わるまで入荷と出荷を止めてください。搬入口で待機している商品は棚卸エリアの外に分けて、「棚卸対象外」とラベルを貼ります。棚卸で出る差異の最も多い原因は、棚卸中に入ったり出たりした商品です。

2. 棚卸のために倉庫を整える

同じ商品が分散している棚をまとめ、開封済みの箱を閉じ、棚ラベルが読めることを確認します。倉庫を通路・棚・段の順にゾーン分けし、各ゾーンを1人に割り当てます。これにより、どの棚も二重に数えられたり、数え漏れたりしなくなります。

3. ブラインドカウント用リストを作る

リストには商品コード、商品名、棚番号、空欄の「実数」列を入れ、システム上の数量はリストに書かないでください。システム上の数量を見た人は、数えるのではなく確認するだけになりがちです。この方法がブラインドカウントで、棚卸の正確さを最も高める唯一のステップです。

4. 棚を順番に数える

ゾーンごとに、棚の順に進めます。商品を探して倉庫内を歩き回ってはいけません。バーコード付きの商品は、スマートフォンのカメラでスキャンすれば、手書きより速く、ミスもありません。数える人と記入する人の2人で作業する場合は、数量を声に出して復唱させましょう。

5. 差異を見つけ、差異が出たものは数え直す

実数をシステムに入力し、システム上の数量と比較します。差異が出た商品は、最初に数えた人以外がもう一度数えます。差異の大部分は本当の紛失ではなく、違う棚に置かれていた商品や、2つの別コードで登録された同一商品です。

6. 差異の原因を記録して、在庫を修正する

再カウント後に残った差異をシステムに反映しますが、その前に原因をメモしてください。破損・ロス、出荷ミス、記録漏れの販売、盗難などです。原因を書かない修正では、同じ差異が次の棚卸でまた出るのを防げません。差異の一部が「壊れていたのに記録していなかった」と説明されるなら、問題は棚卸ではなくロス(fire)の記録にあります。ロスをその日のうちに記録する方法はロス(fire)とは、ロス記録のつけ方ガイドで解説しています。最後に、棚卸を誰が、いつ、何時に行ったか、過不足の結果を、棚卸チームが署名する書類にまとめます。商品リストから結果の概要を自動で入力してくれる無料の棚卸記録書のサンプルもあります。

全数棚卸か、循環棚卸か?

この2つの方法は代替ではなく、補い合うものです。

項目全数棚卸循環(部分)棚卸
対象範囲倉庫内のすべての商品選んだ商品グループまたはエリア
頻度年1回以上月1回または週1回
倉庫の状態動きを止める倉庫は稼働を続ける
目的年度末の実際の在庫評価額差異が大きくなる前に捉える
コスト高い:業務が止まる低い:日々の業務に分散される

循環棚卸でどの商品から始めるか選ぶときは、金額が大きく回転の速い商品を優先してください。売上を支えているのは主にそれらです。

在庫精度を計算する

棚卸が効果を上げているかどうかは、1つの数字で追跡できます。

在庫精度 =(差異のなかった商品品目数 ÷ 数えた商品品目の総数)× 100

500品目を数え、そのうち465品目が記録とぴったり一致した場合、精度は93%です。この数字を棚卸のたびに記録してください。目標は特定の数値に到達することではなく、棚卸のたびに精度が上がっていくことです。精度が下がっている場合、問題は棚卸の方法ではなく、日々の入出庫の記録にあります。倉庫の在庫管理の仕組みを最初から見直してください。

棚卸を楽にするもの:事前準備

棚卸に時間がかかる原因は、たいてい数える作業ではなく、商品を探すことです。棚に番号を振り、すべての商品に一意のコードを付け、最低在庫ラインを設定しておくと、棚卸の日が短くなります。最低在庫ラインは最低在庫ライン計算ツールで求められます。棚卸をExcelで行う場合は、無料の倉庫棚卸テンプレートをダウンロードできます。

ソフトで棚卸をすれば、作業はさらに短くなります。バーコードをスキャンすると、システム上の数量と実数が並んで表示され、差異と差異金額が計算されます。画面の詳細は機能ページで、倉庫でスマートフォンを使って作業する方法はモバイル版とWeb版でご確認ください。

よくある質問

倉庫の棚卸にはどのくらい時間がかかりますか?

所要時間を決めるのは、数量ではなく商品の品目数です。バーコードをスキャンして数える場合、1人が1時間に進められるのは約150〜250品目です。1,000品目の倉庫なら、2人で半日あれば終わります。棚番号のラベルがない場合は、この時間が2倍になることもあります。

ブラインドカウントとは何ですか?

棚卸リストにシステム上の数量を表示しないことです。数える人は、棚で見た数量を、知らない数字と照らし合わせることなく記入します。これにより、「どうせ合っているだろう」と流してしまうことを防げます。

全数棚卸か、循環棚卸か?

両方を併用します。年に1回以上、倉庫全体を対象とした全数棚卸を行い、回転が速く金額の大きい商品については月1回の循環(部分)棚卸で、差異が大きくなる前に捉えます。

棚卸差異はどのくらいなら正常ですか?

許容できるしきい値を探すより、自社の数値を追跡してください。棚卸のたびに精度が上がっているなら、プロセスは機能しています。同じ商品が続けて差異を出すなら、問題は棚卸ではなく、その商品の入出庫の記録にあります。

棚卸をExcelで行えますか?

はい。商品リストをコード、名称、棚、実数の列で出力し、手書きで記入できます。差異を数式で計算してくれる既製の倉庫棚卸Excelテンプレートもあります。Excelの限界は、棚卸の最中に2人が同じファイルに同時に入力できないことです。

棚卸のあとは何をすべきですか?

差異を原因とともに解消したら、最低在庫ラインを現在の販売ペースに合わせて再計算し、次の循環棚卸の日付をその日のうちにカレンダーに書き込みましょう。棚卸で手元の在庫金額も確定するため、在庫回転率を計算するのに最適なタイミングです。

最終更新:2026-09-25

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システム上の数量、実数、差異を並べて表示。

ホーム画面:仕入れ、販売、返品、経費をワンタップで
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バーコードによる素早い販売と在庫の引き落とし
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商品リスト、在庫数、バーコード検索
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財務状況:顧客と仕入先の残高
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